お中元商戦、勝負は「ネット」? 30~40歳を狙い売り込む

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50歳以上のメイン層客を奪い合う

   とはいえ、百貨店のお中元商戦はここ数年、かつての活気が失われている。原因の一つが、高齢化だ。高島屋によると、店頭に来店する人の多くが50歳以上で、「贈り、贈られるものなので、高齢になってくると病気などをきっかけに、どちらともなく行き来がなくなることがありますから」と、話している。

   それもあって、高島屋ではオンラインストアでの販売に力を入れている。「お中元売り上げに占めるシェアとしてはまだ8%程度ですが、ここを伸ばしたい」と意気込む。

   来店客のメイン層になる50歳以上のお客が各百貨店で「奪い合い」になっていることから、インターネットに注力することで、他社との差別化を図る思惑もあるようだ。

   高島屋はこのお中元商戦から、店頭用の粗品には「巾着トートバッグ」、オンラインストアでは若者向けデザインの「ミニクーラーバッグ」と分けてプレゼントすることにした。若者層に増えている自宅での利用も含め、「30~40歳代の利用を促したい」という。

   いずれにしても、お中元もネットで購入、配送してもらう時代になってきたようだ。

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