若山教授「STAP細胞の存在は信じられない」 米科学サイトにコメント

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   「STAP細胞論文」の責任著者の一人である若山照彦山梨大教授が、米科学情報サイト「バイオサイエンステクノロジー」のインタビューに対し、「二本の論文に、正しいデータが一つでもあるのかどうかも分からない」「もはやSTAP細胞(の存在)は信じられない」などとコメントした。若山教授はメールで質問に回答し、記事は2014年5月29日に掲載された。

   記事によると、若山氏がこのように思うきっかけとなったのは、論文2本のうちSTAP細胞の万能性を証明する「Letter(レター)」の論文に疑義が浮上したことだったという。同論文を巡っては、5月28日までに筆頭著者の小保方晴子氏のほか、若山氏、笹井芳樹・理研副センター長が取り下げに同意している。

   記事によると、若山氏は2、3週間前に写真の誤りに気付き、理研側に報告した。その上で若山氏は「同じパソコン内にはES細胞キメラの画像が多く存在したのに、なぜ小保方氏がSTAPキメラの画像をES細胞キメラの画像として使用したのか分からない」とインタビュー内で語り、小保方氏のミスだったとした。

   だがこの点に関しては、小保方氏の代理人弁護士が「写真は小保方氏ではなく若山先生の担当分野で、違っているかどうかも理解できない」などと主張しているため、意見が対立しているようだ。

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