イギリスは2014年9月から、売春や麻薬取引などの売上額を国内総生産(GDP)の推計に加算する方針を2014年5月31日までに決めた。CNNやLos Angeles Timesなど複数メディアが報じた。
報道によると、国家統計局による09年の試算では、麻薬は約44億ポンド、売春は約53ポンドで、GDPの0.7%相当にあたる約100ポンドの増加になったという。英国では多くの麻薬や売春が違法のため、いくつかのデータを参考にした推定数値となっている。
統計変更は、欧州連合(EU)の基準変更にもとづく措置で、5月にはイタリアもイギリスと同様の措置を発表した。