有名プロブロガー・イケダハヤト氏、高知へ移住 「東京で消耗するのが嫌になった」

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乙武洋匡「逆に東京へのこだわり(未練?)を感じる」

   イケダさんは以前から地方移住を考えていた。14年3月5日には「平均年収がワースト1位の『高知県』で、なぜかNPOが盛り上がっている理由」と題したブログを投稿。12年2月のJ-CASTニュースの記事を引きながら、高知県は1人あたりの県民所得が47都道府県で最低になっている一方で、森林などの自然資源や食事の美味しさ、NPOなどによる市民活動が「熱い」と評価している。

「うーん、NPOや地域おこしに関わりたい方は、高知への移住はかなりおすすめできる気がします。ここまでコミュニティがあると色々やりやすいでしょうね。ぼくは福岡移住に興味があったんですが、いやー、高知いいかも…」

と魅力を伝える一方、3月9日には、

「福岡は普通に超便利だし、面白い人もたくさんいる感じ。ぼくが住んでる多摩市より都会ですね、ここら辺。LINEも支社できるらしいし、面白くなっていきそうだなぁ。気分的には東京はもうオワコン。少なくとも子連れで住む場所ではない」

などと揺れる思いを語っていた。

   今回のイケダさんの決断に、場所にこだわらない働き方「ノマド」に肯定的な人は、エールを送っている。多摩大学経営情報学部専任講師の安藤美冬さんは「おおー!続々と東京脱出かぁ」、起業家の家入一真さんは「イケハヤ君の高知移住発表。いやー楽しい」とつぶやく。その一方で乙武洋匡さんのように、「こういう試み、すごく応援したい。ただ、『まだ東京で消耗してるの?』という物言いに、逆に東京へのこだわり(未練?)を感じるなあ」などと懐疑的な見方もある。

   同様にツイッター上では、

「おれも移住するか…メリットの方が多そうだし」
「東京を脱し地方の可能性を探る新しいスタイルはとても興味深い」
「ネットがあって通販で何でも買える今の時代、東京に住むメリットってほとんどないもんね」

などという賛辞の一方で、

「四国なめすぎやろw」
「育児のためにプロブロガーやってたはずの人が、子育てに一言も触れていない件」
「彼はクリエーターだったの?自分が移住することで地域にいい影響を与えると勘違いしてるけどw」
「イケダハヤト移住関連の云々を読んでいると、地方を蔑む言葉が点々と、微妙なニュアンスで確信犯的に散りばめられているってのが何ともね」

といった声が出ている。

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