菅義偉官房長官は2014年5月30日夕方の定例会見で、集団的自衛権行使容認に向けた憲法解釈をめぐる与党協議について、
「ずるずると結論を先延ばしするようなことではないだろうと思う。与党の中で真摯に協議してほしいと思う」
と述べた。
これに先立って自民党の石破茂幹事長は、
「『今国会の会期内に』ということを一つのメドにしている。そこに向けて我々としては努力していきたい」
と会期末の6月22日までに与党協議の結論を得たい考えを示し、
「『現在の週1回、1時間のペースでは議論が進まない』ということであれば、時間を延ばしたり頻度を上げることになる」
と具体策にも言及した。
菅官房長官としては、会議末までに与党協議の結論が出ることに期待感を示した形だ。