「ホッカイロ」「アイスノン」でおなじみの白元、民事再生法適用を申請

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   「ホッカイロ」や保冷剤「アイスノン」、防虫剤「ミセスロイド」などで知られる白元(東京・台東区)が2014年5月29日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請、受理され、保全命令を受けた。帝国データバンクによると、申請時点の負債額は255億円という。

   白元は1923年、創業者の故・鎌田泉氏個人経営による防虫剤・防臭剤の製造販売を開始し、50年に法人改組した。72年に白元に商号変更し、「ホッカイロ」「ミセスロイド」「アイスノン」などヒット商品を連発。10年3月期には約332億3700万円の年売上高を計上していたが、カイロ部門の売り上げの伸び悩みと保冷剤部門の売り上げの大幅減で、13年3月期は年売上高約304億8600万円に。第三者割当増資やカイロ事業を興和(名古屋市)に売却するなど立て直しを図ったが、実を結ばなかった。

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