大日本印刷は2014年5月28日、3Dプリンターの操作時に違法性がある場合、その指示を受け付けないセキュリティープログラムを開発したと発表した。銃器などの危険物製造や、著作権を侵害するキャラクター製品の模倣などを事前に食い止められる。
「ポリゴン」と呼ばれる3Dデータを簡素化し、あらかじめ用意したブラックリストと照合する。3Dスキャナーでのスキャンデータも同様に照合し、「不法」と判断された場合にはプリンターの作動を止められる。今後は3Dプリンター関連企業や団体などと連携し、17年までに実用化を目指すという。
3Dプリンターによる危険物製造は以前から問題視されていて、4月には大学職員(当時)の男がプラスチック製の拳銃を作ったとして、銃刀法違反(所持)の容疑で神奈川県警に逮捕されていた。