「抑止につながる貴重な資料」「公開すべきでは無い」
グロテスクな映像ではないものの、衝撃的な瞬間が映されているとあって、再生回数は28日10時半の段階で約10万回、18時半時点で15万回以上と、急速な伸びをみせている。コメント欄やSNSにもさまざまな意見が寄せられている。
その中で、動画をアップロードしたことが賛否を呼んでいる。賛成派からは、
「こうなる事・末路の恐怖は半端ない。これでも列車に飛び込みたいですか?」
「警鐘を鳴らす意味でもこの動画は削除しないでそのままにしておいて下さい」
「これを見て鉄道自殺を考えてる人は思い止まってほしい」
などと、動画の恐ろしさが自殺を考えている人を抑止するとして、「貴重な資料」を公開した投稿者を評価している。だがその一方で、男性の家族を傷つけてしまう可能性があることなどから、
「そもそもこれは公開すべきでは無い動画」
「鉄道ファンが撮ったの?こんな動画、公開するものじゃないよ」
「自殺はいけないが、遺族もいるだろうから軽々にこういった動画をアップするのはどうかと思うね」
「人身事故の動画あげて何がいいの?自分の大切な人が死んだ瞬間の動画をうpして拡散されたら怒るだろ」
などと、投稿者を不謹慎だとして批判する声も相次いでいる。
なお、テレビでは事故現場で偶然とらえられた衝撃映像が紹介されることもしばしばあるが、メディアの多くが「自殺の詳しい方法は報道しない」という自主規制を設けているため、今回のような動画は紹介されない可能性が高い。
ちなみに、この動画は運転席内に取り付けられた「車載カメラ」で撮影されたものではないかとの見方もでているが、運転席の後部ガラスが反射していることや、客席の声がよく入っていること、停車後にカメラが動くことなどからも、乗客が撮ったものとみられる。投稿者のYouTubeアカウントはこの動画以前に投稿の形跡がなく、どういう意図で公開したのかは不明だ。