AKB入山「なりすましツイッター」にマスコミ釣られる! サンスポ、報知…フジテレビ「めざまし」までも

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   AKB48・入山杏奈さん(18)を名乗るなりすましツイッターに、スポーツ紙などが「釣られ」ている。

   ほかにも、テレビ番組の紙面紹介コーナーでも紹介され、ネットでは「ちょっと調べればすぐわかるのに」「リテラシーが低い」といった批判が出ている。

サンスポ、報知は見出しに

各紙、大きく釣られる
各紙、大きく釣られる

   入山さんと川栄李奈さん(19)は2014年5月25日、岩手・滝沢市内での握手会でノコギリを持った男に切り付けられた。26日に2人そろって盛岡市内の病院を退院したが、27日夕方まで2人からのコメントは出されていなかった。

   そんな中、入山さんを名乗るツイッターアカウントが27日午後4時半ごろ、

「まだ人の事を信用する事が出来ません。たけどTwitterやぐぐたすでも私やりっちゃんの事を心配してくれているメッセージが沢山あってそれを見ると涙が止まりません。それを見て私も頑張らなくちゃいけないと思います。辛いのは私だけではないと言うことをわかっています」

などとつぶやいた。

   入山さんによる事件後初めてのコメントとあって、スポーツ新聞各紙はこのツイートに飛びついた。サンケイスポーツ(5月28日付け)は「入山『まだ人の事を信用する事が出来ません』」、スポーツ報知も「入山『まだ人の事を信用出来ない』」と、ツイッターの発言を見出しにとった。サンケイスポーツは、

「入山は午後4時ごろにツイッターを更新。『ファンの方々に心配をかけさせるような事があってしまって本当にすいませんでした。昨日岩手の病院を退院して今日東京の病院に行きました』と報告した」

   スポーツ報知は、

「入山は、ツイッターで『まだ人の事を信用する事が出来ません』と告白」

などと伝えている。

   しかし入山さんはツイッターを使っていない。その後にツイッターアカウントは削除され、28日正午現在では両紙ともWEB版の掲載記事を削除・修正している。

めざまし軽部アナ「確証の取れない情報でありました」

   また28日朝の「めざましテレビ」(フジテレビ系)でも、スポーツ報知の記事を紹介する形で、ツイートを取りあげていた。しかしその後、軽部真一アナウンサーが、

「さきほど『CHO-KANDO(チョーカンドー)』のコーナーで、報知新聞の記事を引用し、入山さんとするツイッターコメントをお伝えしましたが、確証の取れない情報でありました。大変失礼いたしました」

と事実上訂正している。

   大手メディアが次々と「釣られた」ことについて、ツイッター上では、

「めざましテレビが入山杏奈のTwitter偽アカウントに引っかかってる ださい」
「ちょっと調べればすぐわかることなのに 相変わらずアホだなぁ」
「メディアのリテラシーが低い」

などという声が出ている。

   (5月28日12時半追記)28日正午すぎ、サンケイスポーツWEB版が「入山杏奈ツイッターはなりすましだった」と報じた。記事では、

「AKB48の握手会襲撃事件で負傷した入山杏奈(18)のツイッターが、なりすましだったことが28日、分かった。AKB側も入山はツイッターをやっておらず、なりすましと明言した」

と、ツイッターの「なりすまし」を認めている。

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