白鵬、会見キャンセルに憶測相次ぐ 評論家「大騒ぎすることではない」

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「肩入れを気にするほど、器の小さな人でない」

   日本相撲協会の広報部では、白鵬が会見キャンセルをした理由について、「公式行事ではないので、本人からは何も聞いていません」と取材に話した。白鵬が無言だったことについても分からないとし、「人種差別的な話などは、入ってないですね。ネットの情報は、根拠があるとは思っていません」と言っている。

   相撲評論家の杉山邦博さんは、人種差別があったかなどについて、「推測の域を出ない話」だとし、その実情についてはこう話す。

「優勝が決まったときは、各マスコミが支度部屋で取材し、本人はまったく普通通りに答えていましたよ。何らかの本人の都合で会見に出られなかったのだと思いますが、前日には各マスコミにお断りしていたと聞いています。そもそも、一夜明け会見は、数年前から始まったことで、決められたものではありません。本人が承諾すればサービスでするものですが、疲れているのでもう少し配慮があってもいいでしょう。一部のスポーツ紙がニュースにしていますが、私はそんなに大騒ぎすることではないと思いますね」

   日馬富士コールのことなどについては、こう指摘する。

「去年、稀勢の里が白鵬に勝ったときは、万歳コールが沸いていましたが、白鵬の気持ちになることが大事で、いいことではありません。今回の日馬富士戦では、相当の人がコールに応じていましたが、白鵬は、不愉快だったと思います。しかし、白鵬は、それを気にするほど、器の小さな人ではありません。相撲をよく学習してリーダーになった立派な横綱であり、そんなことで会見を拒否することなどはないはずですよ。人間ですから心穏やかでないこともあるでしょうが、それを態度や行動に出す人物ではないと思っています」
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