タイガースファンの高市氏「ライバルが増え、大変忸怩たる思い」
高市氏は5月22日の会見で、この構想は
「様々な有識者の方からお話をうかがった中から出てきたアイディア」
のひとつだと説明している。この「有識者」とは、スポーツジャーナリストの二宮清純氏を念頭に置いているようだ。二宮氏は4月18日に党内で講演を行い、沖縄に球団をつくって「沖縄で日米の心のキャッチボールを」などと訴えたという。
では、自民党の「本気度」はどうなのか。高市氏は5月22日の会見では、
「某球団(編注:阪神タイガース)を強く応援している私の立場としては、ライバルが増えるということについては、大変忸怩たる思いもある」
と個人的には乗り気ではないようだが、
「地域にスポーツのチームができるということは、大変地域が結束して盛り上がる」
とも話していた。
5月26日に首相と面談したことで事態は一歩進んだようだ。塩崎恭久政調会長代理が明かしたところによると、安倍首相は
「地域活性化のためには、結構いいんじゃないか」
などと提言を評価していたという。塩崎氏は、近く党内に16チーム制実現に向けた議員連盟を立ち上げる考えだ。