「顔のことで笑いを取るのは反省を」との指摘
俳優の市原隼人さん(27)とモデルの向山志穂さん(28)が年内にも結婚するというニュースが紹介されると、たけしさんは、「どうでもいいじゃないか、こんなもん」とまくし立てたのだ。
安住紳一郎アナは、「若手の実力俳優ですよ」とフォローしたが、たけしさんは、「知らねえもん、俺」と突っぱねた。なでしこのニュースより上位に入ったことについて、それだけファンはいることかとしたうえで、「バカじゃねえかな」と漏らしていた。安住アナが「それは言い過ぎですよ」と苦笑いすると、たけしさんは、「どうも失礼致しました」とやっと頭を下げた。
ネット上では、みなが言えないことを言えるのがたけしさんの魅力だとして、「これが本物の毒舌芸人」と擁護する声はあった。しかし、澤穂希選手への発言に対しては、「超えちやいけないライン考えろよ」「いい気になっているな」「年はとりたくないもんだな。たけしも衰えたわ」といった批判の方が多い。
芸能評論家の肥留間正明さんは、澤選手への発言について、「コンプレックスにもなる顔のことで笑いを取るのはいけない。それだけは反省しないといけない」としながらも、こう言う。
「今回は言い過ぎかもしれないけど、たけしさんには、庶民の気持ちを代弁している芸風があります。澤さんについても、そろそろいい男を見つけて、嫁に行けるといいと思って言っていたのでしょう。たけしさんは、頭がいいですし、まだボケていないと思いますよ」
むしろ、最近はおとなしくなり過ぎたとも指摘する。
「裏からの目、本音で言うのが、たけし流のジョークです。安住さんとは、いわばボケと突っ込みを演じているわけです。本音を言えなくなったら、だれも論評できなくなってしまいますよ。最近は、品がよくなりすぎているので、たけしさんには、もっと発言してほしい。それをバッシングするとしたら、おかしなことだと思いますね」