長年働いたパフォーマー7人が「偽装請負」主張 ディズニーランド側「そうした事実はない」

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東京・千葉両労働局「法令違反はない」

   オリエンタルランド・ユニオンでは、3月に入って、直接雇用を訴えて、オリエンタルランドに団体交渉を求めた。しかし、雇い止めは請負業者の問題になるなどとして、拒否されたという。そこで、ユニオン側は2014年4月28日、7人の就業実態は違法な偽装請負だったとして、厚労省の東京労働局に申告した。

   7人のうち1人は、時給950円で17年間働いたといい、月に5万円ほどしかならないときもあったという。このため、かけ持ちでアルバイトなどをしている人が多かったそうだ。

   なのはなユニオンによると、非正規で働く人たちは、7人のように請負労働も一部でいるが、多くはオリエンタルランドの直接雇用だという。しかし、直接雇用されているオリエンタルランド・ユニオンの1人も、レストランに働いているが、入園者が少ないときは早く帰されるなどと不満を訴えている。一部報道によると、昇給や訓練への報酬などでアルバイトの待遇が十分でないともされている。

   もっとも、報道によると、オリエンタルランドでは、アルバイトの先輩から後輩へ丁寧に教える伝統があり、年に一度、社長らがアルバイトをもてなすサンクスデーも設定されている。「おとぎの国」は、つらい労働ばかりではないようだ。

   オリエンタルランドの広報部では、偽装請負との指摘について、「そうした事実はございません」と否定した。東京・千葉両労働局からは、今回の申告について、「法令に違反する事項はない」との見解を示されたことを明らかにした。ステージマネージャーが日常的に指示していたかなどについては、「そのような主張については、お答えする立場にないです」と言う。直接雇用のアルバイトへの待遇については、「具体的なケースではないので、お答えできません」としている。

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