TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の知財協定で著作権保護期間が著者の死後から70年に延長される方向で調整されてという報道を受けて、青空文庫が2014年5月22日に声明を出した。
青空文庫では保護期間の延長の動きについて以前から反対してきた。「保護期間の延長が、私たちの今後得るはずの共有財産の幅を狭め、それどころか現在共有している財産すらも多数失わせるおそれ」があるからだ。
もし死後70年に変更されれば、今後20年間はパブリックドメインとなる本がなくなり、万が一過去にも遡って適用されれば、「今青空文庫で読める多くの作品が、ある日を境に青空の棚から消されてしまうでしょう」と危機感を表明している。