栩内容疑者はパソナ代表の接待要員だった? パーティーでASKAと知り合うと週刊誌報道

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   ASKA容疑者(56)とともに逮捕された栩内(とちない)香澄美容疑者(37)は、パソナグループの南部靖之代表(62)の秘書としてパーティーなどの接待要員をしていたと週刊誌各誌が報じた。事実関係はまだはっきりしないが、そこでASKA容疑者と知り合ったともいうのだ。

   「ナゾの美女」としてその素顔がよく分からなかった栩内香澄美容疑者は、週刊誌報道などでようやくその一端が見えてきた。

週刊文春や週刊新潮が詳しく取り上げる

   最も詳しく報じたのは、ASKA容疑者の覚せい剤疑惑を最初に報じた週刊文春だ。2014年5月22日発売号によると、栩内容疑者は、10年ほど前にパソナグループの企業に入り、逮捕されたときは、社長がパソナ出身のメンタルヘルスケア会社「セーフティネット」の社員をしていた。

   栩内容疑者は、働くうちに南部代表に目をかけられ、出張に同行するようになった。そして、東京都内にあるグループの迎賓館「仁風林」などで、政財界のVIPが呼ばれたパーティーの接待要員を務めるようにもなった。接待要員は、口の堅い清楚な女性が選ばれ、京都の舞妓出身者もいたという。

   一方、ASKA容疑者は、01年8月放送の「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングで、南部代表から届いた花を披露しており、すでにそのころからパソナ側と付き合いがあったらしい。06年1月には、パソナが都内で行った「稲の刈り取り式」のイベントに出席しており、文春によると、仁風林などのパーティーでも歌を披露するようになった。栩内容疑者とは、そこで知り合ったといい、数年前から愛人関係にまで発展していたと報じている。

   2人については、週刊新潮の22日発売号でも、詳しく取り上げられ、栩内容疑者は、南部代表の秘書としてパーティーの接待要員を務め、そこでASKA容疑者と出会ったと同様な経緯が書かれている。

パソナ広報「社員ではないので、回答できない」

   文春などによると、栩内香澄美容疑者は、パソナの南部靖之代表から異例の厚遇を受けていたという。勤務時間も決まっておらず、東京・南青山の自宅マンションは、借り上げ社宅として提供されていたとも報じられている。

   接待などを通じて芸能界に知り合いも多く、ASKA容疑者バックバンドのドラマーとも親しかった。栩内容疑者の自宅近くの飲食店では、ドラマーが栩内容疑者を連れて、元アイドルでギタリストの野村義男さん(50)らと何度か食事していたと報じられている。

   栩内容疑者の勤務実態などについて、パソナグループに取材しようとしたが、広報室では、「当社グループ各社の社員ではありませんので、回答することができません」とだけ回答した。南部代表の公式サイトは、2014年5月22日夕現在で閲覧できない状態になっている。

   栩内容疑者は、逮捕翌日の18日に弁護士を通じて辞表を提出したとも報じられている。そこで、逮捕時に勤めていたセーフティネットに取材すると、「報道関係の問い合わせが多くて、対応していた者が疲れ切っており、取材はお断りしています」ということだった。

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