「写真袋」というスマートフォン向けアプリがある。ある「合言葉」を設定して写真や動画のデータをアップロードし、その言葉を知っている人だけがファイルを見ることができるというものだ。
友人との写真の共有やデータの移行に便利なアプリだが、思わぬ危険が潜んでいる。「2ちゃんねらー」が簡単な合言葉を突き止め、勝手にファイルを閲覧するという事例が発生しているようだ。
「123456」「あああああ」など単純な合言葉は設定できない
「写真袋」はiPhone/Android向けアプリで、「写真・動画を簡単&大量に交換できるアプリ」とうたわれている。
ユーザーは、自身のスマートフォン内のデータで共有したいものを選択し、4文字以上30文字以内の合言葉を入力する。合言葉には漢字、英数字、記号も利用可能だが、「123456」「ああああああああああ」「あいうえおかきくけこ」「あかさたなはまやらわ」など単純な言葉を入力すると、「別の言葉を設定してください」との注意が表示される。
合言葉を決定するとデータの送信が完了し、データを共有したい人に合言葉を教える。合言葉を教えられた人はアプリ上でその言葉を入力すれば、データを受け取ることができる。
データのダウンロードには有効期限が設けられていて、アップロードしたユーザーが120時間以内の時間を任意に設定できる。