CHAGE and ASKA(チャゲアス)のASKA(本名・宮崎重明)容疑者が覚醒剤取締法違反(所持)の容疑で逮捕されてからはや3日が経ったが、世間ではまだまだショックが尾を引いている。
各テレビ局の情報番組でもこぞってこの事件を取り上げているが、日本テレビ系「ミヤネ屋」の特集が悪評を呼んでいる。ASKA容疑者が作詞した曲に薬物中毒を暗示させるような歌詞がある、というのだが、視聴者から「こじつけだろ!」と突っ込まれているのだ。
「運び屋の白い粉袋の秘密」「口の中に薬を撃ち込まれた気分」
2014年5月19日放送の「ミヤネ屋」は、オープニングから大々的にASKA容疑者を取り上げた。
「ASKA容疑者が過去に持っていた薬との思わぬ接点」について、「ミヤネ屋は、ASKA容疑者が作詞した曲の中にヒントを見つけた!」として、過去にASKA容疑者が作詞した曲の歌詞をいくつか紹介した。
1993年に発売した大ヒットシングル「YAH YAH YAH」に収録されていた曲「夢の番人」の「運び屋の白い粉袋の秘密」、96年発売のアルバム『CODE NAME.2 SISTER MOON』に収録された「港に潜んだ潜水艇」の「口の中に薬を撃ち込まれた気分さ」という部分を取り上げ、「不穏な単語を歌詞に織り込んでいくASKA容疑者。一体何があったのか?」と意味深なナレーションが入った。
ASKA容疑者はチャゲアスのデビューから10年経った1989年に英ロンドンへ渡り、93年に帰国した。ミヤネ屋では「音楽性に悩んでの行動」といった説明だった。96年に発売した自叙伝「インタビュー」では、「ヤクザの友達がいる」と告白、その友人が覚醒剤中毒で入院したとも書かれている。
98年発売のASKAさんのソロアルバム「kicks」に収録された「Kicks Street」の「今夜もクスリを射ち込んだ 若者がいる」という歌詞も紹介し、「悩み苦しんだ時期こそが、ASKA容疑者の心が闇に取り込まれてしまうきっかけとなったのだろうか」と締めた。