天然キャラタレントとしてブレイクしている重盛さと美さん(25)が、過去の「ヤンキー疑惑」を弁明した。
2014年5月19日放送の「ライオンのごきげんよう」(フジテレビ系)で、週刊誌に掲載された「ヤンキー写真」について自ら言及し、派手なヤンキーファッションは「コスプレ」だったと打ち明けたのだ。
卒業式限定のコスプレ写真だった?
この日は重盛さんのほか、現在放送中のドラマ「極悪がんぼ」で主役を務めている尾野真千子さん(32)、ダチョウ倶楽部の寺門ジモンさん(51)がゲストとして登場した。重盛さんがトークテーマの書かれた番組おなじみのサイコロを振ったところ、「がんぼな話」を披露することに。「がんぼ」とは広島の古い方言で、「やんちゃ」「乱暴者」といった意味だ。そこで重盛さんは、「重盛さと美って(インターネットで)検索すると、『ヤンキー』って出てくる時があるんですよ。それを今日説明したいんです。弁解したくて」と切り出した。
重盛さん曰く、ヤンキー説が流れるきっかけとなったのは、週刊誌に掲載された過去の写真だ。誌名を明かすことはなかったが、写真週刊誌「FRIDAY」2013年11月8日号は「おバカキャラ 重盛さと美『ヤンキー中学生』がブレイクするまで」と題した記事で、重盛さんが特攻服や短ラン、レディース、スケバン風ファッションに身を包んだ友人らとともに収まっている中学時代の写真を紹介していた。重盛さんはこの誌面画像がインターネット上に流出した結果、元ヤンキー説が広まってしまったとみているようだ。
だが、重盛さんは「本当にただのコスプレなんです」として、ネット上の疑惑を否定した。重盛さんは福岡市博多区にある公立中学校の出身で、本人曰く写真は中学の卒業式のものだという。ビジュアルについては自身でも「ちょっとガンボっぽく、やんちゃっぽく見えた」と認めるが、仲のいい友人らとあえて目立つ服装をして門の前で仲良く撮影しただけとのことだ。
「普通の子ならコスプレ自体やらない」「周囲はガチヤンキー」
事実、写真については、FRIDAYの記事でも卒業式に撮ったものとの説明があった。その上で「ヤンキーの仲間たちと、『卒業式だから派手なことをやろう』と考えたようです。式が終わると学校中をねり歩き、そのまま博多駅まで行って、『卒業万歳!』と叫んでいました」という同級生の証言も紹介していた。たしかに福岡では一部の中学生が、卒業式後にそのような行動をとることがあるといわれている。
しかし、インターネット上では実際の画像を見た人たちから疑問の声も多々あがっている。周囲の友人らのヘアースタイルやポージングは本格的なヤンキースタイルそのものであり、「コスプレ」と言うには無理があるというのだ。
「周りの人はコスプレじゃなくてガチのヤンキーじゃん」
「普通の子ならスケ番のコスプレ自体をやらない」
「素人がコスプレしたレベルの『構え』じゃないし『髪型』じゃない」
その上で「元々清純とかで売ってる訳じゃねぇんだから別に認めてもいいやん」「開き直ってヤンキーでした、がんぼしてました、でいった方が受けると思うなぁ」とする意見も少なくなかった。
番組でも司会の小堺一機さん(58)が「そういうのって逆に面白いじゃん。今はお嬢さんっぽいのにヤンキーだったって、なんか逆に魅力がある」と言い、寺門さんも「僕もいいと思いますけどね」と頷いた。すると、重盛さんはヤンキーキャラを貫くことがプラスになるとみたのか「どうしましょう、あ、じゃ、まんまでいいですかね。あれはガチでやってた…」と、生放送中にもかかわらず路線変更。これには小堺さんも「打ち合わせここでしてどうするんですか」とつっこみ、笑いを誘った。