元タカラジェンヌでメイクアップアーティストのCHIHARUさんが、情報番組「あさイチ」(NHK総合)に苦言を呈している。
CHIHARUさんは宝塚歌劇団在籍時代、「矢吹翔(やぶき・しょう)」の芸名で活動していた。番組内で、当時の芸名はマンガ「あしたのジョー」の主人公「矢吹丈(やぶき・じょう)」が由来だと紹介されたため、「事実と異なります」と否定している。
「母と一緒に決めた名前」
2014年5月19日の「あさイチ」は、宝塚100周年を記念して、宝塚OGのいまを特集した。「女の人生2度おいしく~タカラジェンヌの第2幕~」と題したこの特集では、宝塚を退団した後、主婦や歯科医、タクシー運転手などに転身した女性たちを紹介した。
その特集で紹介されたのがCHIHARUさんだ。1986年に72期生として宝塚歌劇団に入団したCHIHARUさんは、男役「矢吹翔」として活動していた。ライバルに差をつけるべくメイクを研究し、2004年に退団した後はメイクアップアーティスト「CHIHARU」へと転身した。
「あさイチ」ではCHIHARUさんの紹介部分で、芸名は「あしたのジョー」が由来と伝えられた。テレビを見ていたCHIHARUさんはツイッターで、
「あさイチで、私の芸名 矢吹 翔が、明日のジョーからとったと放送されてたけど、事実と異なります。ちょっと失礼だと思う。。」
と反応した。しかし、かつて冗談まじりで「あしたのジョー由来説」を話していたらしく、ファンから
「ちはるさん『冗談だけど!』てトークショーで確かにおっしゃっていた」
と指摘されると、
「ですよね~ すっごくビックリしてます」
と答えている。まったく根も葉もない話ではないようだ。
芸名の由来を誤って伝えられて、CHIHARUさんは、
「芸名を決める事って、本当に大事なことなのに、、、、 なんか、少しバカにされた気分になりました」
「母と一緒に決めた名前だっただけに、母もショックを受けてた…」
と語っている。
なお03年10月の「産経新聞ENAK」のインタビュー「The name of タカラジェンヌ」では、宝塚在籍当時のCHIHARUさんが、
「はばたく意味の『翔』の字は私が付けたかった。それに合う名字にって、『矢吹』は母が考えてくれました」
と話していた。