在京民放キー局5社の2014年3月期の決算が、5月15日に出そろった。
景気回復によるスポット広告の出稿量の増加などで、テレビ朝日ホールディングス、日本テレビホールディングス、東京放送ホールディングス、テレビ東京ホールディングスが増収増益に。最終損益が前期赤字だったテレビ東京は黒字転換も果たした。
フジ・メディア・ホールディングスは映像音楽事業、生活情報事業、広告事業、都市開発事業などが好調で増収となったが、主力の放送事業と制作事業が不調だったほか、13年度にサンケイビルの完全子会社化による負ののれんの発生益などを特別利益に計上したこともあり、前年同期比44.8%減の大幅減益となった。