「巻き込まれる」論には60年安保引き合いに反論
いわゆる「他国の戦争に巻き込まれる」論については、祖父の岸信介氏が首相在任時の1960年に日米安全保障条約が改正された際、激しい反対運動が起こったことに言及しながら、
「日米安保の改正によって、日本は戦争に巻き込まれる。散々、そう主張された。しかし、50年経ってどうだったか。この改正によって、むしろ日本の抑止力は高まり、アジア太平洋地域において、米国のプレゼンスによって、平和がより確固になっているのは日本人の常識ではないか。まさに私たちが進めていこうとしていることは、この『抑止力を高めていく』(ということ)」
と、拳を振り上げながら反論した。