内閣府が2014年5月15日に発表した14年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値は、物価変動の影響を除いた実質ベースで前期比1.5%増、年率換算で5.9%増だった。プラスは6四半期連続。4月の消費増税前の駆け込み需要で個人消費が好調だったほか、景気回復の持続を背景に企業の設備投資が大幅に伸びた。
年率5.9%の成長は2011年7~9月以来の高い成長。項目別にみると、個人消費が2.1%増と、6四半期連続でプラス。設備投資は4.9%増と大幅に伸びた。住宅投資は3.1%増。公共投資は2.4%減。民間在庫の寄与度は0.2%のマイナスだった。輸出は6.0%増、輸入は6.3%増だった。13年10~12月期(年率換算で0.3%増)より伸び率が大幅に拡大した。
生活実感に近い名目GDPは前期比1.2%増、年率で5.1%増だった。名目も6四半期連続のプラス。