「誰が書いたかにいきなり傾くわけじゃない」
だが、都内のSEO対策企業に勤める男性によると、業界が突然全滅するような事態ではないという。「外部リンクによる評価がなくなるわけではないし、Googleが以前から言っていたことを改めて発表しただけです。流れは変わっていません」と冷静に話す。被リンクを不正に増やしたサイトにペナルティを下すなど、コンテンツそのものを重視する姿勢をGoogleは以前から打ち出していた。
また、生活情報サイト「nanapi」の古川健介社長もフェイスブックで、
「今の時代にPageRank(被リンク)が絶対的なSEOの評価ではなくて、単なるシグナルの一つであるのと同じように、誰が書いたかにいきなり傾くわけじゃないと思う」
と発言している。
「被リンクの時代から、誰が書いたかの時代に!というほど、シンプルなロジックではない。時代の流れにあわせて、相対的に、被リンクによって優れたコンテンツを決めるよりも、よりいい方法がある、となっただけ」と見ている。