「科学的な見地に基づいて」閣僚も続々コメント
「週刊ビッグコミックスピリッツ」5月12日発売号に掲載された最新話には、井戸川克隆・前双葉町長が「私が思うに、福島に鼻血が出たり、ひどい疲労感で苦しむ人が大勢いるのは、被ばくしたからですよ」と語ったり、福島大学行政政策学科類准教授の荒木田岳氏が「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと私は思います」と語ったりする様子が描かれている。
こうした内容について原作者の雁屋哲氏は、2年間の取材ですくい取った「真実」だとブログで主張しているが、閣僚からは批判が相次いでいる。菅義偉官房長官が12日に「科学的な見地に基づいて正確な知識をしっかりと伝えていくことが大事だ」と述べたのをはじめ、報道によると、根本匠復興相、森雅子消費者相、太田昭宏国土交通相、下村博文文部科学相、石原伸晃環境相らもコメント。風評被害への懸念を示すなど、これを問題視した。