理研は小保方晴子氏のSTAP細胞論文を不正と認定した調査委員会委員3人の論文について、彼らも画像を切り貼りしたなどの疑惑が指摘されていた問題で、「不正はなかった」と2014年5月13日に発表した。
不正がなかったのは古関明彦・統合生命医科学研究センター副センター長と真貝洋一・主任研究員の2人。委員長を途中で辞任した石井俊輔・上席研究員の論文については真貝主任研究員との共著1本が不正なしとなり、他の論文については確認作業を続けている。不正が疑われたのはこの3人の5本の論文で、確認の結果、画像の一部に切り貼りはあったが、論文の説明に合わせて画像の順番を入れ替えただけであり、実際の実験結果となる画像も存在したとしている。