北朝鮮、米国が「言い掛かりをつけて矛先をよそに向けようとしている」と反論
ただ、この米国の反応には、5月12日北朝鮮の外務省報道官が朝鮮中央通信を通じて反論している。驚くべきことに、記事には全く問題ないという立場のようだ。
「ありがたい社会主義制度で幸せな生活を享受しているわが人民、自主性を生命よりも重んじているわが人民にとって耐えがたい冒とくであり、わが人民の憤怒は天についている」
「(米国は)わが住民らの憤怒に満ちた声に言い掛かりをつけて矛先をよそに向けようとしているが、そのような策動は絶対に通じない」
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する批判も同様だ。労働新聞が4月1日付で「性格の悪い年を取った処女」と表現したのに続いて、4月27日付の祖国平和統一委員会の談話では、セウォル号の事故直後にオバマ大統領の訪韓を受け入れたことを
「妓生(キーセン、芸者)の旦那に身を任せて他人を謀略にかけて害するずる賢い売春婦」
「極悪な事大売国奴、醜悪な米国の慰安婦、汚らわしい民族反逆売春婦」
と罵倒した。
この論評には、さすがに韓国統一部が4月28日に「常識以下の言動をやめるべき」と非難している。