荷物を運びにくくした空間に、独自の運転練習場で研修
引っ越しの経験がある人には覚えがあるかもしれないが、じつは引っ越しのトラブルは案外少なくない。料金がわかりづらいことに加えて、大切な食器が割れていたり、家具が凹んだり、新築の家の床がキズついたり……。
最近は引っ越し料金もインターネットで見積もりがとれるようになって便利だが、一方でそういった「評判」もまた、瞬く間に広がる。
そうした中で、サカイ引越センターはこの5年間をみても、右肩上がりで売り上げを伸ばしてきた。それを可能にしたのが、引っ越しの「品質」重視の経営だ。
サカイは「安心」「丁寧」「親切」「迅速」がモットー。「引っ越しの『品質』とは人です。正社員を補助するアルバイトでも必ず一定の研修を受けてもらい、それから現場に出ていってもらっています」と話す。
広めの洋室や畳の和室、荷物を運びにくくした居住空間を再現した研修センターや、危険な交差点やS字カーブなどを配置した、「引越のため」の独自設計の運転練習場などを用意。安全・安心に荷物を運ぶための技術を身につけるという。
最近、サカイを利用した都内の会社員に話を聞くと、引っ越し比較サイトで見積もりを求めたら、サカイのレスポンスが早く、価格交渉にも応じてくれ、成約までの営業が最も積極的だったそうだ。