元双葉町長、血つき「鼻血写真」を公開 Facebookにはなぜか応援コメント続々

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環境省は美味しんぼ描写内容を否定

   福島原発事故を巡る被ばくと鼻血については、これまでにも専門家が科学的知見に基づき因果関係を否定している。また、鼻血の原因はさまざまあるため、鼻血が頻繁に出ていることが被ばくの影響を示す証拠にはならないが、Facebookのコメント欄だけでなく、シェアコメントにも反論はほぼなく「鼻血の方はこうして証拠を掲載すべきです」「鼻血証拠写真、井戸川前双葉町長が公表!!」といったコメントがいくつも散見された。

   美味しんぼの「鼻血騒動」の影響は大きく、今月8日には環境省も「東京電力福島第一原子力発電所の事故の放射線被ばくが原因で、住民に鼻血が多発しているとは考えられません」との見解をホームページに掲載するに至った。

   ホームページでは、国連の報告書を引用し、福島住民の健康影響について、鼻血が出るといった「急性障害」などの影響は認められないとしているほか、県民健康調査でも被ばく量は「放射線による健康影響があるとは考えにくい」と評価される範囲にとどまっていることなどを挙げている。同日には、環境省の浮島智子政務官も「非常に残念で悲しいことだ」と記者会見で述べ、風評被害の影響を考慮するよう求めた。

   だが、井戸川氏は環境省のこうした動きの「裏」を読み、

「美味しんぼの漫画に環境省が異常なほど反応していますがこれは彼らが福島で安心キャンペーンの嘘がバレるために躍起になって否定をしているからです、嘘をついていなければ漫画がどうしたと平静でいられるものです。如何に福島は危ないかを証明しているのは今の環境省です」

などとFacebook上で主張している。

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