平和記念公園(広島市中区)の韓国人原爆犠牲者慰霊碑の近くに植樹された木がなくなっていたことが明らかになった。木が枯れるなどして自然になくなることは考えにくく、故意に抜き取られた可能性が高いとみて、木を管理していた在日本大韓民国民団広島県地方本部が2014年5月8日、広島県警に被害届を出した。
木は11年8月、日韓学生交流ツアーに参加した学生が慰霊碑の前で合同追悼式を行った際に植えた。4月24日に、市民から「木の説明文はあるのに、木がなくなっている」などと通報があったという。木があった場所は整地されていたという。