小保方氏ようやく「実験ノート」公開するも… 専門家「理科の観察日誌?」「ものすごい破壊力」

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マウス絵ページ、日付や作成方法分からず

   注目を集めているページの1つが、上部に「テラトーマ(編注:奇形腫)解析について」と書かれたノート75ページのコピーだ。マウスの絵が描かれているのだが、その下には「大量移植」「No.2が一番大きな~」「薄切の後、染色」といった、曖昧な表現や情報不足の記述が目立つ。一般の人たちからの反響も大きく「2冊の他のページはどうなっているんだろう?」「実験ノートってあんなざっくりとした記述でいいものなの?」などと疑問の声が相次いでいる。

   この75ページについては、理研の調査委員会が8日に発表した報告書でも「テラトーマがどのような細胞と方法を用いて作製されたかについては記載されていない」と指摘し、小保方氏の主張を退けている。また、このページには日付が書かれていないために、小保方氏が言う日付に実験が行われたかどうかも確認できないとしている。

   調査委員会は8日、小保方氏側が求めた再調査については「する必要はないものと判断した」との結論を下した。朝日新聞デジタルによると、代理人の三木弁護士は「結論ありきだ。腹立たしく残念に思っている」と報道陣に話し、論文の取り下げ勧告に対しても撤回の意思はないとしている。

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