東京都千代田区で2014年5月5日早朝に最大震度5弱を観測した地震で、NHKの中継に「地震なんてないよ!」という意味不明な女性の声が紛れ込む一幕があった。
宴会帰りの一団が悪ふざけで中継カメラに向かって叫んだようだが、叫び声の主の女性はモデルとして活躍していることがまもなくネット上で特定された。悪ふざけともとれる行動に批判が寄せられたのか、女性はブログを更新して「大変お騒がせ致しまして申し訳ございません」と陳謝した。
女性の足取りは安定せず、酩酊状態だった?
地震は午前5時18分ごろ発生。直後にNHKは特番を始め、各地のお天気カメラの映像を使って、建物の窓ガラス割れるなどの影響が出ていないことを伝えた。地震発生から20分後の5時38分には、記者が東京・表参道の交差点から中継も始めた。
記者は信号機が正常に作動していることや、車の流れに特に変化はないことなどを伝えていたのだが、突然、
「なんだよあいつ。地震ね?地震なんてないよ?」
という意味不明な女性の声が紛れ込んだのだ。その数秒後、カメラが交差点で信号待ちをしている6~7人の集団を映し出すと、その中のひとりの女性がカメラを指さして、
「地震なんかないよ!地震なんてない!」
と連呼し、再びカメラに向かって手を振りながら
「地震なんてない!あたし…」
と言おうとしたが、NHK側も異変に気付いたのか、ほどなく現場からの音声はフォードアウト。アナウンサーの「東京・表参道の現在の様子です」といった声だけが聞こえる状態になった。それでも現場からの映像は映し出されたままで、女性の足取りは安定していない様子だ。酩酊状態で揺れに気付かないまま「地震なんてない!」などと口走った可能性もありそうだ。