ワタミ上場以来初の赤字転落 創業者の渡邉氏「株主に申し訳ない…」

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「トップが政治家になって襟を正さねばいけなくなったことが原因だろ?」

   そうした中で、ワタミの創業者で参院議員の渡邉美樹氏も2014年5月3日、フェイスブックに、こう記して、現経営陣にエールを送った。

「創業以来、もっと厳しい危機も幾度とありました。危機に出会ったとき大切なことは、『なぜ危機に出会ったのかを徹底的に分析すること』そして『何百、何千のこれからの仮説を立てること』。それさえ出来れば、あとは勇気をもって検証し続けるのみです。
   今のワタミの経営陣には同様に困難に立ち向かい、乗り越える勇気と経験は十分あると信じています」

   ただ、これに対してインターネットの反応は総じて冷ややかだ。

「稼ぎ頭だった介護事業が伸び悩んだのが痛いよな。斜陽の居酒屋と違い、介護はどこも伸びてるのに…」
「トップが政治家になって襟を正さねばいけなくなったことが原因だろ?」
「今まで通りのブラック手法が通用しなくなったことが大きい」
「株主だけかよ。申し訳ないのは」
「店舗によっては客入らないところ多いから赤字出すのはしゃーないわな。あと値上げもしたから確実に客減るだろうね」

といった具合だ。

   2013年、ワタミは労働問題が表面化したことなどで、「ブラック企業」よばわりされることが多くなった。60か店の不採算店舗を閉めるのも、外部の弁護士などによる有識者委員会が店舗の労働環境の改善を指摘し、慢性的な人手不足を解決する側面がある。

   客数減による売上げの低下、ひいては赤字決算も、「ブラック企業」よばわりされたイメージダウンの影響が小さくないかもしれない。

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