スカイツリー2周年前に来場者数伸び悩み 年40日の「展望台休止」大きく響く

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「スカイツリー歌舞伎」「ソラマチ活性化」で「登らない客」取り込む

   もちろん、運営する東武鉄道も手をこまねいているわけではない。4月30日発表の「東武グループ中期経営計画2014~2016」では、スカイツリーの来場者拡大策として、このエレベーター問題の改善を検討することが盛り込まれた。

   また開業2周年記念として開催予定の「スカイツリー歌舞伎」をはじめとする各種イベントや、隣接する東京ソラマチの活性化、地元との連携など、展望台以外の部分でも集客を強化する、すなわち「登らない客」の取り込み策も打ち出している。海外でのプロモーションも強化し、来場者数の底上げを目指す考えだ。

   旅行サイト「トリップアドバイザー」が利用者の口コミを元に3月発表した「行ってよかった日本の展望スポット2014」では、スカイツリーは前年の2位から8位に評価を落とした。6位から3位に順位を上げた東京タワーに後れを取るなど、開業当初の勢いはかげりを見せる。それでも3年目となる2014年度、東京スカイツリー単体では597万人、スカイツリータウン全体では3500万人の来場者を目指し、「観光立国日本のシンボル」(東武鉄道)としての定着を狙っている。

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