「美味しんぼ」原作者「鼻血ごときで騒ぐ人は発狂するかも」 「原発」続編は「もっとはっきりしたことを言う」と予告

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   漫画「美味しんぼ」の一部描写が福島への風評被害を助長するとして批判が集まる中、原作者の雁屋哲氏が2014年5月4日にブログを更新した。

   騒ぎに対して「どうして批判されなければならないのか分からない」と反論し、インターネット上で波紋を広げている。

「ここまで騒ぎになるとは思わなかった」と驚く

5月4日に更新された雁屋哲氏のブログ
5月4日に更新された雁屋哲氏のブログ

   問題視されているのは、ビッグコミックスピリッツ22・23合併号(小学館)に掲載された「福島の真実編」の中で、東京電力福島第1原発を訪れた主人公・山岡士郎らが原因不明の鼻血を出すという描写だ。作中では医師が「福島の放射線とこの鼻血とは関連付ける医学的知見がありません」と説明するものの、本人役で登場する前双葉町長の井戸川克隆氏は、自身も鼻血が出ることや疲労感が強くなったことを明かした上で「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです」と口にしている。

   一連の描写に非難の声が相次ぐと、スピリッツ編集部は4月28日にコメントを発表。「鼻血や疲労感の表現は、綿密な取材に基づき、作者の表現を尊重して掲載させていただきました」として、放射線の影響と断定する意図や、風評被害を助長する意図はないと説明した。

   そうした状況の中、沈黙してきた雁屋氏がブログを更新した。冒頭では「当然ある程度の反発は折り込み済みだったが、ここまで騒ぎになるとは思わなかった」と想像以上の反響に驚きを示した。

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