「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)で当初、放送を予告していた理化学研究所・小保方晴子氏の会見パロディーは結局、放送されなかった。
一般人である小保方氏を「ネタ」として扱うことに多方面から批判があり、放送前日から告知が何度も取り替えられていた。最終的に異なるコーナーに差し替えた形となり、同時に放送予定だったAKB48・大島優子さん(25)のコーナーも時間の都合からかカットされた。
穴埋めは「めちゃギントン」
2014年5月3日放送の「めちゃイケ」では、重盛さと美さん(25)が会見場で「○○はあります!」と言うたびにスリッパのようなもので頭を思いきり叩かれる「阿呆方さん」なるコントが放送される予定だった。そのシーンをフジテレビは当初、動画付きで予告していた。しかし、ネットでは「やりすぎ」などと批判が起き、2日昼に番組公式サイトに掲載していた予告の文面を変更、同夜には記述自体を削除していた。
代わりに放送されたのは、擬音を使ったゲーム「めちゃギントン」。3日朝時点の公式サイトや新聞のテレビ欄では、このコーナーが新たに告知されていた。めちゃギントンの放送により、「○○はあります」とともに公式サイトから予告を削除されていた「大島優子が虎とキス濱口も犠牲者に」も放送されなかった。変更について番組内では特に「おことわり」などは流されなかった。
フジテレビは13年、人気番組「ほこ×たて」で「不適切演出」が問題になり、番組を打ち切ったが、今年4月1日、放送倫理・番組向上機構(BPO)は、「制作過程に重大な放送倫理違反があった」とする意見書を公表、フジテレビは「決定を重く受け止め、今後の番組制作に生かしていく」というコメントを出したばかりだった。小保方氏のコントがそのまま放送されれば、再びBPOの審議対象になる可能性が高いのではないかとの指摘も出ていた。
ツイッターでは
「めちゃイケ、結局阿呆方さんやらなかったな」
「楽しみにしてたのに。つまらん」
「不謹慎とかいって苦情入れていざ本当に放送中止になってガッカリしてるネット住民って何なの?」
「やっぱり優子出なかったww」
「フジテレビの程度が知れる」
などの感想が出ている。