オバマ大統領が国賓として来日した2014年4月23日に安倍晋三首相と東京・銀座の寿司屋「銀座 すきやばし次郎」で会食し、寿司が大好物で、「私の人生で最高の寿司だった」と絶賛したと報じられたが、韓国での会食でもこの調子の良さは同じだったようだ。
「プルコギとキムチが最も好きなランチメニュー」であり、韓国料理を礼賛して旺盛な食欲を見せたという。中央日報は日本で出された寿司は半分しか食べなかったのとは対照的な様子だったと「会食外交」の勝利宣言をした。
エアーフォースワンの機内でも食べる
韓国の有力紙「中央日報」の14年5月3日付けの日本語電子版は、オバマ大統領は14年4月25日に朴槿恵大統領と大統領府の青瓦台で会食をしたとき、韓国料理を礼賛して旺盛な食欲を見せたと報道した。箸使いが非常にうまく、チヂミにナムルや肉などの材料を一つひとつのせ包んでいただけでなく、食事の最後にはおかずとして出てきた和え物をご飯の上にのせて混ぜ、ビビンパを作って食したのだという。オバマ大統領が当選直後に李明博前大統領との電話会談で
「プルコギとキムチが最も好きなランチメニュー」
と語ったため、その料理は外せなかったという。また今回の会談では、
「私はプルコギが好きで、エアーフォースワン(米大統領専用機)のコック長にプルコギの料理法を習うように言い、機内でも食べる」
という話も披露したと書いている。日本での会食では出された寿司を半分しか食べなかったと海外で報じられたオバマ大統領だったが、今回の訪韓で韓国料理を楽しんだ姿は、前日の日本訪問当時とは対照的だった、などと「会食外交」の勝利宣言をした。
どこに行ってもその国の料理を絶賛する「全方位」ぶりには頭が下がるが、実は日本の寿司に満足したのは本当のようで、一部報道では「半分残した」と報じられたが、菅義偉官房長官は会見でオバマ大統領は寿司を14貫食べたと発表している。アメリカからの長旅後の会食で14貫なら充分なのではないか、といった声が出ていた。今回の中央日報の記事に関し日本のネットには、
「プルコギが寿司に勝ったニダ!」
「オバマもおかしいよな。あんな事故の後なんだから、バクバク食うもんじゃないんだよ」
などといった意見が出ている。