所属事務所は「ノーコメント」だとしたとされる
東スポの記事によると、事情に詳しい中堅芸能プロ幹部らの話として、氷川きよしさんは、男性が仕事をさぼったりウソをついたりするので、1、2回は暴力を振るったことがあるとした。きよしさんは、「みんなが迷惑するんだからちゃんとやれよ」という意味で、軽く足を蹴ったり水しぶきをかけたりはしたという。芸能界では、厳しくしつけてこそ一人前という考え方があるからだとした。
ところが、男性は、数か月で退社すると、暴力行為を理由にして、口止め料として数億円もの金をメールで事務所スタッフに要求してきた。このことについては、事務所に恨みのある芸能プロの関係者らが男性に指示を出していた可能性があるという。録音のためのレコーダーを男性に持ち歩かせて、きよしさんらを挑発していたのではないかとも言っている。
その後、東スポでは、捜査関係者の話として、事務所が2014年4月28日に警察に被害届を出したと報じた。
一方、文春の記事では、東スポの報道にも触れており、部長に当て付けたメールが恐喝だとされてしまったと説明した。そのメール画像が載っており、「口止め料や示談などいかがですか?」「もう絶対許せませんので 1、2億ぐらいほしいぐらいです」などと書かれていた。この点について、男性は、お金がほしかったわけではなく、きよしさんに謝罪してもらいたい一心だったとし、「馬鹿なことをしたと、今では反省しています」と漏らしていた。
報道は食い違っているが、一体どうなっているのか。
きよしさん所属事務所の長良プロダクションに取材すると、担当者がすべて外出しているとして話が聞けなかった。文春や東スポの記事では、今回のことについて事務所は「ノーコメント」だとしたとなっている。