JRグループのうち株式を上場しているJR東日本、JR東海、JR西日本の3社の2014年3月期決算は、3社とも増収増益となった。各社が4月30日に発表した。景気回復を受けて定期券を買う人と国内の旅行客がともに増えたことが要因とみられる。
2月に相次いだ大雪による運休や電気代の上昇によるコスト増はあったが、旅客増によるプラスが上回った。なかでも、JR東海は30周年を迎えた東京ディズニーランドや式年遷宮があった伊勢神宮を訪れる人らで新幹線の収入が前年比4.1%増え、営業利益が過去最高となった。
各社とも国内に加えて外国からの利用客も増え、新幹線の収入はJR東日本で前年比3.1%、JR西日本で同2.1%増えた。