「もう少し自分の言葉で直接語るべき」
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この日は、韓国のチョン・ホンウォン首相が統率の責任を取って辞意を表明した。しかし、朴槿恵大統領への批判は収まらなかった。
コリア・レポート編集長の辺真一さんは、2014年4月30日放送のテレ朝系「ワイド! スクランブル」に出演し、「結局、自分が謝罪しなければ収まりがつかないという判断があったのだと思います」と解説した。とはいえ、遅きに失した感があるといい、「なぜ記者会見開いて、国民に直接謝罪をしないのか」と疑問を呈した。また、朴大統領が文面を見て言葉を発するのが気になるとして、「もう少し自分の言葉で直接語るべき」だともした。
謝罪しても支持率が回復しそうもないことから、辺さんは、朴大統領が秘策として中韓首脳会談の開催を考えているかもしれないと指摘した。中国の習近平国家主席が訪韓して、日本に対して歴史認識の問題で共同声明を出すといった筋書きだそうだ。つまり、国内の不満を外に向けさせることだという。
なお、ネット上では、朴大統領の謝罪について、「具体的な指導力は全く発揮できないのだから当然」といった声もあるが、「普通、民間の旅客船の沈没事故で、大統領が謝罪するかな?」などと違和感を示す向きも多い。