JALとANAが14年3月期決算 国際線好調で売上高は前年同期を上回る

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   日本航空(JAL)は2014年4月30日、14年3月期の連結決算を発表した。欧州と東南アジア路線が好調で売上高は前年同期比5.7%増の1兆3093億円だった。反面、2割以上円安が進んだため燃料費がかさみ、営業利益は14.6%減の1667億円だった。ただし、1月31日に発表していた業績予想の1580億円からは若干上振れした。純利益は3.2%減の1662億円だった。

消費増税の影響は「まったく見られないと言ってもいい」

記者会見に臨むJALの植木義晴社長
記者会見に臨むJALの植木義晴社長

   4月の消費増税については、植木義晴社長は

「計画に織り込んでいたが、まったく見られないと言ってもいいと思っている」

と述べ、業績には影響ないとの見方を示した。5~6月の予約数も例年を上回るペースで推移しているという。

   一方、ANAホールディングス(HD)が4月30日に発表した14年3月期の連結業績では、売上高が前年同期比7.9%増の1兆6010億円、営業利益が36.4%減の659億円、純利益が56.2%減の188億円。ANAHDは4月25日、国際線旅客の好調を背景に、従来の業績予想を上方修正したばかりだった。

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