韓国の朴槿恵大統領が2014年4月29日の閣議で、同国南西部・珍島沖で起きた客船沈没事故について、「多くの貴重な生命を失い、国民に申し訳ない」と正式に謝罪した。「事故を予防できず、初動対応も不十分だった」などと認めた。その上で、事故の背景に官僚主義の弊害を指摘し、こうしたものの排除を指示した。
事故の発生した16日以降、韓国国内では朴大統領自身の謝罪を求める声が高まっていた。29日朝までに大統領府のホームページに書き込まれた批判的な意見がきっかけでHPにアクセスが集中、一時サーバーダウンしていた。