ジャーナリストの田原総一朗さんが韓国について書いた週刊朝日の記事をめぐり、2ちゃんねらーが反発している。韓国人のほとんどは反日感情がないのにもかかわらず、日本の週刊誌による韓国批判報道に影響されて日本人は「反韓」になっていると指摘する内容だ。
ネットでは「何言ってんだ」「韓国人の反日は事実だろ」などといった意見で大盛り上がりとなっている。
「売らんがための報道に容易に影響される」
批判を浴びているのは「週刊朝日」2014年5月2日号掲載の記事だ。朝日新聞出版のサイト「dot.(ドット)」では「田原総一朗 韓国の『反日感情』は政治家とメディアが煽る幻だ」というタイトルで公開されている。
朴槿恵大統領や韓国メディアが「日本攻撃」を繰り広げていることを受けて、韓国人の反日感情について産経新聞ソウル駐在特別記者兼論説委員の黒田勝弘氏に聞いた話をまとめたものだ。黒田氏の「韓国の国民のほとんどは、実は反日感情など持っていません」「(韓国のマスコミが)いくら日本をたたいても一般の国民は反応しない」といった見解を載せた。
その一方、日本では数年前までは「ヨン様」ブームだったのに、韓国の政治家やメディアが日本批判を始めてから韓国への旅行者が減っていることにも言及した。日本の一般国民が日本批判の情報を直接目にしているとは思えないとして、
「週刊誌や月刊誌の多くが韓国を批判、いや憎悪むき出しで攻撃しているのを読んで、韓国に拒否反応を示すようになったのであろうと考えられる。ということは、韓国人とは逆に、日本人は売らんがための報道に容易に影響される、もろい存在だということになる。我ら日本人、しっかりしなくては!」
と述べた。