「強盗被害が多すぎ」「従業員不足」など職場環境が問題視されている牛丼チェーン「すき家」が、またネットを騒がせている。
今度は、営業時間中に店員が厨房で爆睡していたという問題だ。
「15分待っても誰もでてこないから厨房見に行ったら寝てやがった」
2014年4月25日午前3時すぎ、あるツイッターユーザーが、
「すき家●●店(実名)まじ終わってる 15分くらい待っても誰もでてこないから他のお客さんと厨房見に行ったらイヤホンして寝てやがった」
という文章とともに、店員とみられる人物が厨房の奥で大胆に寝転がって寝ている写真を投稿した。
このツイートは約10時間で1万1000リツイートを超える騒ぎに。「最悪じゃねーか」「よくそこで寝れたな、すき家もう限界なんやね」「ワンオペ(1人でシフトに入ること)でずーっと一人で現場受け持ってたのかと思うとそこまで責める気にはなれんわ」といった声が上がっている。
該当のツイートは思わぬ騒ぎになってしまったためか、4月25日13時40分までに削除されている。
すき家店員が寝ているのを記録したYouTube動画も
「すき家営業中に店員が寝ていた」という話はこれまでにもあった。
07年9月、2ちゃんねるに「早朝5時に店員が厨房で爆睡していた。店は開店休業状態」という報告が書き込まれたほか、13年3月には、厨房で店員がイスに座って寝ていて、呼び出しボタンを押しても全く反応しない動画がYouTubeに公開されていた。
運営会社のゼンショーは4月17日、「流通産業全体に及ぶ折からの人手不足と、仕込みにこれまで以上の手間を要する新商品の導入にともない、『すき家』従業員の負担増が深刻化した」と認め、職場環境改善に向けた施策を実施すると発表したばかりだが、今回のツイートが事実だとすると、すき家の職場環境のひどさとの関連がうわさされそうだ。
事実確認のためゼンショーに問い合わせたが、担当者が終日外出とのことで話は聞けなかった。