J-CASTニュースのゆるキャラ・カス丸の3-D化プロジェクトが進行中だ。ココア(東京都渋谷区)が運営する仮想空間meet-me内で3Dキャラクターとなって登場する。
紙袋をかぶった姿でつくられてしまうなどのハプニングを経て、ついに今回2頭身の「かわいらしい」カス丸が誕生、2014年4月26日にはmeet-me内で大喜利イベントも開かれる。
ジェイ・キャスト本社がまさかの草原
ココアからのメールをきっかけにはじまったこのプロジェクト。当初つくられたのは予算不足による仮着ぐるみをモデルにしたもの、つまり「スーツ姿に紙袋」の3DCGだった。
だらしない体型によれよれのシャツが少しだけはみ出ているなどこだわりの仕上がりで、あまりの再現度の高さにカス丸は「(二頭身のを)ちゃんとつくれきゃす~!」とキーボードクラッシャーもかくやという勢いで怒り狂うことに。
それからしばらく経ち、「こんどこそ二頭身の着ぐるみができたし、ちょうどmeet-me6周年記念イベントも実施中なのでぜひ」――という誘いを受けてログインしてみたところ、現れたのが右だ。
普段カス丸を邪魔者にしている社員たちが「これはかわいい!」と口をそろえるできばえ。
鼻を高くしたカス丸は、さっそく6周年記念イベントの会場を求めてmeet-meの探索をはじめた。meet-meは東京の街並みを再現した仮想空間。千代田区にはジェイ・キャスト本社もあるということで、さっそく尋ねてみたのだが……。
そこにあったのは大草原だった。「会社なくなってきゃす……犬は去ねってか……」。「もう寝る(大の字)」としばらくふてくされていたカス丸だが、むくりと起き出した。カス丸の犬ゆえの単純な頭には「会社がない=仕事しなくていい!!」という図式がひらめいていたのだ。
「カス丸と自虐でフォトボケ大喜利」イベント
さっそくmeet-me内で東京観光に繰り出すカス丸。
「カス丸は犬だから普段はいけないところも多いんけど、仮想空間ならガンガン乗り込めるきゃす」
調子に乗ってやってきたのは大人の街・六本木だ。六本木ヒルズやミッドタウンといった建物が細かく再現されており、ヒルズからは東京タワーも眺められる。ちなみに、仮想通貨をつかい電車のチケットを買うことで、行けるエリアを増やすことができる。
上野や渋谷など東京のさまざまな観光地を歩き回ったカス丸がとくに感動していたのは、六本木のほか、銀座と・新宿の都庁。カス丸は銀座には一度行ったことがあるので、「銀座はすごいきゃす。看板一つ一つがすごい細かく再現されてきゃす」と大興奮。都庁は上にのぼることもでき、屋上で綱渡りも楽しんだ。
meet-me内にはこのほか、クエストや恐竜見学といったアトラクションも満載で、現在は品川シーサイドを中心に6周年イベントも開催中。しかしこの盛り上がりを横目にカス丸に社畜特有の疑問がよぎった。
「おかしい…遊んでばっかで生きていけるなんてありえないきゃす…。こんな世界、ボスが見たら激怒する…」
実は、meet-me内にも生活費を稼ぐ手段はある。釣りだ。店で釣竿を購入し、竹芝の船乗り場に行くと釣りができる。釣れる魚は約1000種類、クジラやダイオウイカがかかることもあるという。こうしてかかった魚を区役所内などに設置された廃品回収箱に入れると、仮想通貨が手に入る。
「釣りだけでいいんか、これは毎日がエブリデイきゃすぅ~」
といよいよカス丸が安心しきっていたところ、突然画面にボスの顔がうつりこんだ。
「ずいぶんと楽しそうにしてるな」
「!!!!!!いやああああああああああ現実に戻りたくないきゃすぅぅぅぅぅぅ!!!」
今回はあえなく強制的に切断されてしまったカス丸だが、26日20時にふたたびmeet-meに出現予定。「カス丸と自虐でフォトボケ大喜利」イベントが開催されるにあたり、ゲストとして招かれたのだ。「カス丸」のスライドショーと共にJ-CASTニュースのPRをおこなうことになっている。