金メダルは「皆さんが応援してくださった象徴」
羽生選手は、東日本大震災で被災した仙台出身だ。記者から被災地の若者へのメッセージを求められると、被災地からの応援に対する感謝の言葉を口にした。
「震災について僕が語ることには難しいところもがあるが、ただ、僕は一スケーターとして一生懸命やったし、実際にここに首にかけている金メダルというものが、何か希望であったり、皆さんが応援してくださった象徴というか…。何かひとつのものを目指して、みんなが向いていた象徴のようなものになっていたら本当にうれしいと思います」
この「一生懸命」という言葉は、羽生選手が記念のゲストブックにサインする際に添えた言葉でもある。