国内の乗用車メーカー8社のうち、トヨタ自動車や日産自動車、ホンダ、ダイハツ工業、富士重工業の5社で、2013年度(13年4月~14年3月)の世界での生産台数が過去最高を更新したことがわかった。8社が2014年4月23日に発表した。富士重を除く4社は海外の生産台数も過去最高を更新した。
景気が上向く米国で売れたほか、13年は尖閣問題で落ち込んだ中国での販売も回復。国内では消費増税前の駆け込み需要が追い風となった。
8社合計の世界生産は、12年度より5.7%増えて2574万5221台。うち国内生産は3.6%増えて、937万9989台と全体の3割強を占めた。
なお、トヨタ自動車グループ(ダイハツ工業、日野自動車を含む)の世界販売台数は1013万台で、世界の自動車メーカーで初めて1年間の販売台数が1000万台を超えた。