「韓国の沈没事故で、2ちゃんの書き込み10万件の7割が『ざまあみろ』みたいな感じ」。コラムニストの小田嶋隆さん(57)がラジオ番組でこんな内容の発言をしたことが物議を醸している。
2ちゃんねるでは、「韓国旅客船沈没事故、大惨事に」などとするスレッドが事故後から101まで続いた。1スレで1000件の書き込みができるため、このお祭り状態で、合わせて10万件以上の書き込みがあったことになる。
「日本人がみんな喜んでいるように思われちゃう」
小田嶋隆さんは、TBSラジオで2014年4月21日に放送された赤江珠緒アナ(39)の番組「たまむすび」のコーナーで、この話題を取り上げた。沈没事故について、「ネット内の反応が酷いなあ」と漏らした後、2ちゃんの書き込みについて、「内容がほとんど、7割方『ざまあみろ』みたいな感じ」と嘆いた。
すると、出演者のカンニング竹山隆範さん(43)が「酷いね」と同意し、赤江アナも「何それ?」と不快感を示した。
これに対し、小田嶋さんは、酷いことを言うのは、日本人1000人のうち1人か2人だとしながらも、2ちゃんでは、普段言えないことを言う人たちが集まることによる悪循環があると指摘した。それは、日本で酷いことを言っていると韓国のネットで紹介され、一方、韓国では日本に対して酷いことを言っていると日本に紹介されるというものだ。
小田嶋さんは、「日本人がみんな喜んでいるように思われちゃうじゃないですか」として、「そういう書き込みをするのは、いかがなものか」と批判した。
続いて、竹山さんが、亡くなった生徒が多かった高校は反日教育を強くやっていて、修学旅行でもそれをやりに行く途中だったというツイッターの書き込みを見たと明かした。そのうえで、「そういうことは書き込むべきことじゃないでしょう」「リツイートしている人もいたし、そのへんがおかしなことだ」と思いを吐露した。