国土交通省は、消費税率の引き上げに伴うタクシー運賃の値上げについて、「下限」の規制を下回る運賃を適用して営業を続けている27の事業者に値上げを迫る勧告書を、2014年4月22日に手渡した。規制強化に多くの事業者は反発。下限を下回る「違法状態」の運賃で営業を続けると公言する事業者もある。
国交省はタクシーの供給台数が過剰と判断した全国155の地域で4月から運賃の上限と下限を設定した。そのため、500円で乗れる、いわゆるワンコイン・タクシーは営業できなくなった。
国交省は、下限を下回る事業者には口頭指導と文書勧告を行い、それでも従わなければ運賃の変更命令や営業停止処分をできる。