中国政府の関与聞かれて「裁判中の懸案ですから…」とはぐらかす
「今回の動きは、中国政府自体がかかわっていると考えているか」
という「直球質問」には
「裁判中の懸案ですから…」
とかわし、
「いずれにせよ、政府に対しても私たちは強く申し入れているということ」
と繰り返した。
もっとも、中国外務省の報道官は、事実と異なる見解を述べることがあり、今回の差し押さえも「普通の商業契約に関する紛争」なのかは疑わしいところだ。07年から08年1月にかけて起きた毒ギョーザ事件では、中国側が原因だとの見方を当初は「憶測に基づく判断は事件捜査のためにならない」と批判。工場の職員が逮捕されてからは、ダンマリを決め込んだ。13年のレーダー照射事件でも、「日本の見解は完全にねつ造、でっち上げ」だと主張していた。