移民を受け入れた国では「不幸な出来事がたくさん起こっている」
ただ、
「人口が減少していく中において、いろんな生産現場で人手不足になることは間違いない」
とも述べ、外国人労働者の受け入れは必要だとの立場だ。新興国への技術移転を目的に国外から労働者を受け入れる「外国人技能実習制度」については、「抜本的に改革はしていきたい」述べた。「改革」とは、実習期間の延長や一度は本国に帰国した人の再入国要件緩和を念頭に置いているとみられるが、
「いわば移民政策ではなくて、3年とか5年とか期限を切って、技能を実習しながら、しかしそこで大切な仕事、役割をしていくということ」
とも述べた。移民受け入れのデメリットについても言及している。
「移民を受け入れてきた多くの国々が、様々な摩擦が起こって、入ってきた人々も、そこにいる人々も不幸な出来事がたくさん起こっている」